百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

何もないから自由

仕事系の話をすると「仕事がないと何をしていいかわからない」との声を昔から聞く。彼らは僕が無職でフラフラしているから「仕事してないと暇じゃない?一日何するん?」と言う。言いたいことは理解できるが、仕事をしないと毎日どうやって過ごしていいかわからないというのはさっぱり理解できない。

だって会社勤めしたら1日会社に拘束されて日本の場合残業がノーマルで深夜まで働き、休みも少ないわけでしょ?ニートだと寝起き自由、ご飯食べるのも自由、平日の昼間から遊べるとノーストレスな生活。

これ最高じゃないですか!毎日遊びまくり、遊びこそ人生。

同調圧力あるから働いてないことがストレスというニートがいるけど、なんで労働しなければ人生楽しんだらいけないの?そんなこと誰も決めてないし、なーーーーんにも気にしなくていい。

もし、働かないことで何らかの苦労をしているなら環境を変えたほうがいい。自らの置かれた環境が合わないだけで、海外放浪するか引っ越すとかすれば、すぐに悩みはなくなる。お金がなくてできないなら、田舎でも都会でもシェアハウスあるし、友だち、知人、家族に頼る、ネットでお金をもらう、お遍路をするなどやり方は無限にある。

恥ずかしいことじゃないから誰かに遠慮なく頼って迷惑をかけよう、そして自分に余裕がでたときは頼られ、迷惑を引き受けよう。

<ベーシック・インカムと自由>

先日、「お金もない、女もいない、仕事もない、家もない、君は何にももってない。いい加減フラフラしてないで落ち着きなさい!」と集落のおばあちゃんに言われた。「確かにそうだな」とおばあちゃんに言われて自分の状況に気づいた。おもしろいよね。

昔だったら自分の生き方に口を出されるのは本当に嫌だったけど、最近はありがたいと思うようになった。

大人になると自分のことを気にしてくれる人は少なくなるじゃないですか。誰からも相手にされなくなると、客観的に自分のことがみれなくなるし、信頼できる人がいないわけであって、非常につまらない人生だ。極端な価値観の押しつけや見当違いなことを言う奴は相手にしないけど、耳の痛いことを言う人は自分に興味があって付き合ってくれているわけで、大事にしないといけないなと考え方が変わった。考え方が違うと新しい発見が生まれるし、何より話していて楽しい。

おばあちゃんに「何ももってない」と言われて、「何ももってないからこそ自由に何でもできるわけやん。だからここに引っ越すこともできたわけでしょ」と言った。(飲んでたしおばあちゃんムスッとしていた)自由だ、本当に。何も持ってないと制限なく自分の考えにそって動ける。いつでもどこでもいける。自分の状態が自由だと感じることが最も大切。人によって自由の捉え方は違うけど、僕にとっての自由は、時間に縛られないこと。日々の時間を自分でコントロールできることだ。

時間を自由に動かすためには大金はいらないがある程度の金がいる。仕事をせずに金が入り、自分のやりたいようにできるのが理想だ。そのためにユニバーサルベーシック・インカムの導入には大賛成。毎月決まった額が国から支給されれば金のことは考えなくてよくなり100%仕事以外に時間を使える。毎月決まった額を手にすることにより安心にもつながるからメリットばっかだ。

しかし・・・、現実的には導入しないほうがいいだろう・・・。財政の問題や倫理の問題ではなく、仕事をしないと何をしていいかわからない人が大勢いるからです。

ベーシック・インカムが実現すると、労働から開放されクリエイティブなことをするという意見がある。おそらくそんな人は少数しかいない。ほとんどの人は会社や組織に庇護され、時間をある程度管理されるほうを望むだろう。自分で問題を設定し、クリエイティビティを発揮するのは自分でしっかり考えられる人しかできない。自分で考えて行動するより誰かに管理されたほうが楽だ。

退職して金と時間があっても何をしていいかわからない人、暇つぶしで仕事をしている人、仕事がなくなると一日何をしていいかわからない人が大勢いるのに、ベーシック・インカム導入すると社会不安を引き起こしそう。国際的にも「生きがい」がハッピーに密接にリンクしているの知られてますし。

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生きがい=仕事はこの図には描かれてないけど、仕事がなくなると生きがいがなくなる人多いのでベーシック・インカム導入はやめたほうがいいという結論になる。僕とか周りにいる社会不適合者たちは大賛成なんだけどね。

 

 

朝起きて気分がよければOK

<起きる>

晴れだ、快晴だ。気分がいい。早起きして日を浴びて、洗濯して外に干してご飯と味噌汁をたべて散歩する。最高の一日の始まりだ。具合が悪いときは朝起きるのが億劫で寝起きは最悪。ダルくて何もしたくない。ひたすら寝ていたい。

僕にとって健康であるかのバロメーターは朝起きたときの気分だ。理屈抜きで起きたときに気分が悪いと何もうまくいかない。朝の気分がよければ活発に動ける。人間は気分で感情で動く動物だ。自分を上手にコントロールできる強者はその日の体調がよくなくてもある程度の状態にまでもってこれる術を知っている。なるべく気分の起伏をなくしていきたいので、走ったり散歩したり筋トレしたりして体の状態を整えるよう工夫している。年をとると身体が衰えていくから自分で意識して鍛えておかないと。

まあそれでもダメなときはダメだから仕方ない。そんなときは寝てダラダラすごすのが一番だな。

<真似と王国>

文章は書かないとうまくならない。自分は下手くそだと自覚があるからひたすら書いている。ブログにあげないのでも思いついたら書くようにしている。毎日書いているとリズムがでてくる。書く習慣もでてきたし、文体も少しだけど一定のテンポがでてきた。文章力を鍛えるために、自分が好きな小説家やブロガー、面白い記事を書く人たちの真似をしている。下手くそだから真似しないと進歩しない。

流れるような文を書くのには才能も必要だろう。村上春樹は難しい内容を簡単な文章にして読者に伝える天才だ。努力しても彼のような文体と文章を会得するのは不可能だろう。じゃあ凡人はどうやって文章の技術を身につければいいの?

義務として技術をみにつけるため書くなら続かない。好きで書くか、家族を養うために書くか、何か追い込まれて書くか、そういった書かないといられない何かがないと書けない。今は、自分の考えを書かずにはいられないから書いている。書かないでいい何かがあればブログを書くのを止めるだろう。以前は放浪や農業を通じて欲求が満たされていた。世界のなかで小さな小さなブログという王国だが、大切な場所だ。この場所がなくなれば今の生活は続かないし続ける気もない。まだまだこれからだ。

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