百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

大雪で地域のつながりの変化をみた

山梨県や長野県では集落が孤立するなど、まだまだ大雪の影響は続いている。私の住む地域でも30年ぶりの大雪に見舞われた。50センチ以上積もったので、朝早くからみなが雪かきをしたんだけど、「ここは雪かきして」「ここに塩カリをまいて」といった会話が自然と発生した。

田舎のご近所付き合いは基本めんどくさい。本音と建前の入り混じった外部からみたら理解できないコミュニケーションがあり、それを嫌ってご近所付き合いをしない田舎の人は増えてきている。

しかし、今回の大雪は、めんどくさい田舎のご近所付き合いを感じることはなかった。なぜか?

自然と集まり、自然と会話し、自然と動いていたからだと思う。誰かが中心になることはなく、各々が自分のできることをこなしていた。これと同じような共同体を経験したことがある。

シェアハウスだ。

家族でもなく、親しい友達でもなく、たまたま同じ場を共有して生活するだけで、「ゆるい」つながりといえる。

田舎では新しい価値を求め活動する人が老若男女でてきている。移住者もそうだし、Uターンもそう。ずっと同じ場所で生活する人もそう。多くの人が旧来の地域社会から新しい地域を欲しているから新しい動きがでてきているのだと思う。

雪かきは新しい社会、「ゆるいつながり」が自然にできていた。意識したわけではなく、一人ひとりにやるべき役割があって、協力しないと作業が終わらないからゆるいつながりが発生しただけだが、普段の生活でも十分応用できる。

体力がない高齢者は自分の家の雪かきができないから、体力がある人がやってあげ、高齢者は高齢者のネットワークを活用し、他に困っている高齢者や雪が積もっている道路を雪かきをする人たちに、教える。上下関係はない。自分に与えられた役割をこなし、協力し合う。

老若男女関係なく、私たちは、「ゆるいつながり」をつくることはできる。