百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

私がNPOを始めたわけ

NPO創健舎をはじめて約1ヶ月。便利屋をしているのですが、依頼は少しずつ入ってきています。最近では、薪を移動させる作業がありましたね。

 

創健舎を始めたのは「起業したいから!」や「世の中を変えたい!」といった高尚な理由からではありません。「他に選択肢がなかったから」です(笑)。とりあえず田舎で暮らそうと思ってから、まずはどうやって食べていくかを考えました。田舎のハローワークの求人票には、コンビニ、スーパー、医療、介護、土建といったものしかありません。正直、これらの仕事をしたいと思う人はそんなにいないと思います。だから自分で何かをするしかない。

私の住む大分県竹田市は人口2万人ですから民需はありませんが、世帯は1万世帯あるので単純に考えると2人に1人は単身世帯です。若者は少ないのでほとんど一人暮らしの高齢者と考えることができます。田舎だと車がいります。買い物しようにも車がないと買い物にいけません。誰かに頼もうにも頼めない人がいます。

あ、「じゃあ自分が手伝えばいいじゃん」と思ったのです。営利を最優先とせずタクシーを使うより安い金額ですれば需要はあるのではないか。また、買い物以外にも日常で困ったことを手助けする、そんなことも可能ではないかと思い、創健舎を立ち上げました。

あと、私が人に命令されることが嫌いなこともあります。雇われて働いてつくづく命令されることが嫌で仕方なかったです。

世の中を変えようと思い起業するのは素晴らしいことですが、他に選択肢がないから起業する人結構いるんじゃないでしょうか。例えば、就活に失敗した大学生やリストラされた中高年で、雇われて働くことは無理だったから自分で食べていこうとする人は今増えている感じがします。

雇用されず食べていくことが当たり前になれば、閉塞感が少しはなくなる気がします。私は特別な技術を持ってないし、才能があるわけではないし、コネがあるわけでもありません。何も持っていません。でも、何も持っていないのは「何でもできる」ということじゃないですか。しがらみもなく、金もなく、何にもないんだから、自分の自由に思う存分できる。開きなおりですかね(笑)。生きていれば何とかなるもんですよ。

創健舎をはじめて「おまえは何をやってんだ?」と聞かれたときは「NPOをしてます」と答えてます。すると「あーそうか」で終わります。興味がある人は具体的に聞いてくるんですが、ほとんどNPOがどういったシステムなのか知らないので、適当に流します。適当でいいんです。生真面目な人より適当な人のほうがサバイバルできる。真面目すぎるからしんどくなる。

地方は雇用がなくて金もないから自営する人は増えているので、楽しく生き残る余地が豊富にあります。「世の中おしまいだー」と思っている人ほど田舎に来てほしいです。何とかなりますよー。