百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

1年間引きこもっていたときの話

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引きこもっていたのは10年前で、当時のことを思い出すと今でも心が少し痛むけど、人前で経験を話すことは苦ではなくなりました。

人は本当に嫌なことは忘れます。そのときの状態は一生忘れることはないですが、状況は脳から消えてなくなります。引きこもっていた状態は覚えていますが、日々の生活の状況は記憶にありません。唯一覚えているのは、攻殻機動隊をみていたことです。毎日延々と。なぜかは覚えていませんし、意味はありません。異常な状況に置かれるとひたすら異常な行動をするということです。

あと、引きこもった明確な理由はなく「漠然とした不安」としか言いようがありません。「将来の展望がもてない」や「対人関係」とか「いじめられた」「異常な経験をした」「受験に失敗した」「親との関係」と引きこもった理由は様々ですが、どれも当てはまらないです。何なんやろ?いつか理由がわかる日がくるのかな?うーん、多分こないだろうな。

一度でも引きこもると、「こいつ引きこもったことがあるんだろうな」と初対面でもなんとなくわかります。引きこもり界で有名な、勝山実さんや家入一真さんは引きこもりオーラがバリバッリでてます。引きこもりの最中は本当に嫌なことしかないから、仮に抜け出しても一生つきまとっていくもんなんだろう。

引きこもったまま死んでもしょうがないと思います。それくらい抜け出すのは大変なことだから。

引きこもり当事者の親は斎藤環さん、勝山実さんの本を読むのをおすすめします。「なぜ自分の子どもが引きこもるのか?」「どう対処すればいいのか」知識として理解できます。まずは知識が必要です。知識があれば少しずつ良い方向に向かいます。自分の経験としておすすめします。

ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫)

ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫)

 
安心ひきこもりライフ

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