百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

日本に住む意味を考える

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ーマクロ政経ー

財政赤字、超少子化、超超高齢化、劣悪な労働環境、持続困難な皆保険・年金制度、地方の衰退、政治的無策、挙げればきりがないくらい日本は衰退している。

安倍政権になり、デフレからの脱却、2%の物価上昇を目標に、アベノミクス3本の矢、①金融緩和②財政出動③規制緩和と③以外は行ったが株価が上昇しただけで、日銀は無尽蔵に国債を発行・買い手がつかないので自らが購入する禁じ手を続けており、政府の財政規律は失われた。

安倍政権が日本を崩壊に導いているという意見は間違っている。バブル崩壊後長期間緩やかに衰退は続いており、現政権は衰退の速度アップに貢献しただけだ。

今後政権が変わっても衰退は止められない。おそらく次は誰がトップになっても敗戦処理に追われ短命に終わるだろう。

外務省の海外在留邦人人数統計をみると毎年海外へ住む日本人は増え続けている。2015年から翌年16年をみると、1,317,078人から1,338,477人と約2万人増加している。2万といえば地方の小さな町の総人口と同じだ。これからも増え続けることはあっても減ることはない。

海外へ行き住む理由は様々だが、日本の衰退と無関係ではあるまい。無知無能国家に自分の人生を預けるのは完全に終わっている。リスクでしかない。

        

ー日本の田舎で生活する理由ー

じゃあなぜ日本に住むのか?はっきりいって住むこと自体がリスク高まっているのに。

一つの理由はビザを取れなかったから。一度取れるチャンスはあったがギリギリのところで取れなかった。不法に滞在する手段もあるが、逮捕されるリスクを考えるとやっぱりビザをとったほうがいい。

もう一つは明確な理由はなく直感。

僕は都市ではなく田舎に住んでいる。田舎は、金がない、人がいない、アイディアがないと日本の問題がすべてあるといっても過言ではない。だが、うっすら希望とか寛容が見えるときがある。金がすべてじゃないもの。非日常ではなく日常に価値を見いだせる瞬間がある。

初めて感じたのは日本中を旅したときだ。大きいバックを背負っているからすぐに旅行者だとわかる。旅行者と分かれば警戒せず田舎の人は世話をしてくれる。田舎に行き適当に駅舎や橋の下で寝ていても、ご飯をくれたり話しかけたりしてくる。だいたい酒を飲みながら話すので酔いがいい感じで回ると身の上話をする。田舎が疲弊して寂しい思いをしているかも大体の人が話してくれた。何とかしたいけどできないもどかしさ。寛容な精神が多少なりとも残っていた。その経験がまず田舎に住んでも何とかなると思ったときだ。

次は農業をしたとき。

畑に毎日行き作業するのは身体がキツイ。途中で俺は何をしているんだと思うときがあったが、たまーに、ごくたまーに、うっすらと昔はあったであろう風景がみえるときがあった。「風景」をみてからは田舎に住む価値があると確信した。

ー何らかの目的がないと田舎に住めないー

日本に住むなら理由がないと住めない。生まれた場所だから楽な部分はもちろん多いがただ住むだけなら無理だ。何らかの目的がないと住めないな。特に、田舎に住むなら。自分で毎日を楽しめて創造して何かをつくれる人じゃないと、生活が面白くない。畑を家庭菜園でもいいからすると身体が健康になるし、暇つぶしになるからオススメです。

田舎も都会もユートピアじゃないから、自分に合う場所で生活したいね。

※punta del esteまた行きたいな。

Punta Del Este