百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

労働をする意味

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株を100万円分購入し、2年後に400万円になって売却。400−100=300。300万円のリターンが手に入る。この間投資者は何もしていない。何もせずこれだけのお金が手に入る。

ハローワークの田舎の求人は正社員でも月12万円くらいしかもらえない。社会保険やら税を引くと手元に残るのは10万円を切る。正社員はフルタイムが基本なので月に25日くらいは朝から晩まで働く計算になる。それで12万円しかもらえない。

労働をするのがバカバカしくなるのは当たり前だ。お金のためだけに働くなら労働するのは本当に割に合わない。田舎のおいちゃんに話を聞くと、バブル期だと佐川急便で休みなく日雇いの運転手で労働して月に100万円もらっていたそう。休みなくて24時間働け!と言われても、月に100万円貰えれば全然ブラックじゃない。

労働の対価が安すぎて人手不足になるの当然だろ?誰が正社員で毎日働くのって感じ。産業構造が根本的に変化して、高度知的社会に移行したから労働者の賃金が下がるのは理解できるけど、社会が変化に対応できないのが原因だろう。先進国で実質賃金が低下しているのは日本だけだし。

「金のために労働する」のは投資をする人たちからみると、バカバカしくてやってられないだろう。ニートに働け!と言っても働くわけない。賃金安い、労働時間長い、休み少ない、職場の付き合いある、意味不明な商習慣、これを我慢して働くのあり得ない。自営するかバイトしてうまく食べていったほうが賢い。あとシステムを逆利用するとか。

労働せず、これだけ簡単に金を稼ぐ人が溢れている社会で労働する意味は何だろう?そういう問いに対して金でしか答えられない社会だからだめなんだよな。

 

農作業には労働する意味があると思える瞬間がある。労働は大嫌いだけどある。

farmer