<中国の無人農業>
中国で無人ですべての農作業をする実験がスタートしたそうだ。
中国初、全過程無人農機の試験がスタート―中国メディア #ldnews https://t.co/HsXdxYcxx5 でたー!!7年しか作業実験ないのなら10年後農業で人手はいらなくなるな。農業作業員で食べていくの無理になるね
— 後藤 健 (@kenkengoto) 2018年6月5日
メディアの情報では、中国は無人のレジ、スマホ決済のキャッシュレス、人民をデータベースに登録して点数化して管理と凄まじい勢いでIT化を進めている。その流れがいよいよ農業にもやってきた。
たった7年の実験で農業の完全無人化を進めていくというから凄まじいスピードの速さと技術力の高さが伺える。
中国が10年くらいすれば農業に「作業員」がいらなくなることを踏まえると、世界中で農業雇用が失われることは確実だ。
日本だとスピード遅いからまだ時間がかかるだろうが、自分らが生きているうちに無人化になるだろう。農業の人手不足といわれのもあと何年かだ。
<作業員から管理者へ>
そうなると自分のような草刈り、収穫だけをするような人たちは不要になる。作業員から管理者へ移行する必要がやってくる。トマトの管理はできるからそこに注力することはできる。
しかし、管理といっても、作物の知識だけではなく、IT、経営能力が求められるからほとんどの人は農業の世界から足を洗うことになるのは間違いない。
トマトの場合だがすでに最先端の世界では作物の知識より経営能力のほうが重視されている。作物は機械管理が可能で収穫要員を確保できればいい。
新規就農して田舎で牧歌的な暮らしをしたいという人は結構いるだろうが、すでにIT社会への移行が遅れている日本でものほほんとした作業員は不要になっている現実がある。
僕の場合は、人のつてと行政が新しく始めた農業経営者と雇用を望むシステムに登録して作業をしている。普通の農家だと人手不足が深刻だから仕事にあぶれることはない。賃金も1000円以上だすのはザラだし。そうじゃないと誰もきてくれない。
トマト管理を4年して、知識と技術がある程度あるから応用がきくのはある。どこで集中してどこでサボるかがわからないと1日でダウンする。100%の力をだすのは続かない。言われたことを真面目にやる人はむいていない。ある程度サボるのがコツだ。
<自動化により家庭菜園はもりあがる>
IT管理とロボットによる収穫?になれば身体性は失われる。農業は体を使ってはたらくことが基本で自動化によりその根幹が失われるわけだ。
自動化により家庭菜園人口は増えるのではないだろうか。種をまき、苗を育て、畑に植え、管理して、収穫するという一連の行為には達成感がある。
暑い中収穫するのは疲れるが体を使うから気持ちいい。毎日畑で作業すると体の調子が整う。
途上国では農業=キツイ・貧しいしかないが先進国では生き方の選択肢に入っている。それはビジネスとしてだけではなく、身体性の確保がある。
トレイルランニングが流行っているのも身体性の観点からだろう。畑で作業すればトレイルランニングと同じ効果が間違いなく得られる。人はITでキツイ仕事に従事せず食べていけるようになっても、自らの体を酷使しするのを止めない。
怠惰な人間だって散歩は好きなもんだ。
<自動化の波は止められない>
テクノロジーの発達は誰にも止められない。農業も例外じゃない。農業者の雇用を守るために多額の補助金をつぎ込むのは近い将来維持できなくなる。
農業に限らず第一次産業は3Kで誰もしたがらないし、子を持つ親は従事してほしくない職業のNO1だ。
テクノロジーは誰もやりたがらない仕事を解消してくれるのだろうか。中国社会の成長の速さをみるとはっきりイエスだ。
便利なものはすぐに普及する。
古きを守るためには新しい技術を積極的にいれないと未来はない。
「自分の仕事がテクノロジーに奪われる」といった危機感はない。それより次々に現れる新しい技術を使って、管理者だけではなく「NEW作業員」になることも可能じゃないだろうか。
村落共同体はものすごい勢いで衰退している。新しい村をつくるために新しい技術を受け入れよう。
そこに希望がある。
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