百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

師走、お正月の準備をするのが好きだ

ハロウィンが最近流行っているみたいだけど、田舎にいたら全然関係ないしどうでもいいので興味がない。あと、クリスマスもどうでもいい。僕は昔からお正月の雰囲気や準備が好きで、クリスマスが早く終わって欲しいと願っていた。

25日のクリスマスが終わって26日から1月の3日くらいまではなんだか世の中も忙しくなって、いつもと違う時間の流れが始まる。最近は自分が子供のときと比べてお正月は特別な行事ではなくなりつつあるのが残念だ。少しずつ元旦はお店を休むところもまた復活してきているので、思い切って、29日から3日までスーパーや大型商業施設は休みにしてもいいのではないだろうか。1週間近く社会の流れが止まると、個人が普段とは違う行動パターンになるのが面白いし、労働者がちゃんとやすめるしいいことばかりじゃないかな。(閉めてもコンビニはどうせ開いているだろうから何かあっても小困らない)

ラテン系の国なんかは年末年始は家を散らかしてダラダラ遊びまくるというのが基本。僕は、やっぱ日本で「普通」に生まれ育ってきたから、新年を迎えるにあたり大掃除をして家を綺麗にしてゆっくりとした時間を過ごしたい。初詣も人が少なくなる1月中旬とかに行けばよくて、とにかく家から一歩も出ないのが最高のお正月の迎え方だと思う。

おせちなんかはすごい手間がかかるから、大方は出来合いのものを買うのが楽。伊達巻なんかはおいしくつくれる技術がいるし、仕込みも時間かかるからね。くりきんとんはめんどうだけど作る。理由はないんだけど、芋をつぶして丸くこねるのが好き。おせちを極めた一般の人はすごいだろうな。料理好きの人かお正月を大切にしている人くらいしかしないのではないかな。寒ブリの刺し身は欠かせない。油が多くて量は食べれないけど、やっぱブリがないとお正月ではない!海沿いの街にある、大量のブリが箱ごと山盛りにされているのをみるとワクワクする。値段は高いけどね。

お正月だけではなく七夕や節句、豆まきなどの伝統行事をもっと大切にしたほうがいいと思う。ナショナリストではないけど、欧米の行事をどんどん入れてしまうと、日本に対する愛着が薄れるのではないだろうか?経済的に没落し、格差がますます広がるなかで、最後の砦としてその社会に昔から伝わる伝統行事を大事にすることが経済的痛み、個人の寂しさを少しでも避ける方法になると思う。

個人では小さくていいから伝統行事をやってみて、企業は思い切って年末年始を休みにしてみると長期的な利益に繋がる気がする。

Vamos a descanso!!

 

 

野菜をつくって売ること、土地にしばられない

野菜をつくる技術的なことは少しずつ覚えればいいと思うし、昨年より技術は向上しているのでこのままいけばいいのかなと思う。問題は販路です。これは難しい。販路に苦労せずホクホクな農家はすごい。スーパーにいけばきれいに袋詰された野菜が安い値段で年中売られていて消費者はそれが当たり前だと思っているが、全然普通のことではないんだよ。天候でできは違うし、虫はくるし、自然災害がきたら何をしても無駄。今年は長雨、台風、地震、火山灰、と自然災害のオンパレードでこれ以上何があるのかというくらい人間の力ではどうしようもないことが満載。大小はあるだろうけど何も被害がない農家はいるんかな、多分いない。自分は新米でまだなんにもわかってないけど、新米でも影響があったくらいやし。

野菜を買ってくれる人はだれであれありがたい、感謝。販路の開拓とかどうすればいいだろうねー。まあ少しずつやるしかない。

農業やるとどこにも行けないのが一番いやなこと。毎日畑に行って篭もり社会から隔絶される。もともと社会性ゼロなのにますますなくなっているような気がする。まともな社会復帰は完全に手遅れ、無理でしょうなー。それでも畑にだけしばられる人生はしたくない。「放浪する百姓」というジャンルをつくりたいな。同じ場所にずっといると腐る。新鮮な空気を吸わないと自分の中に淀みができてよくない。普段会わない人や場所にいくと頭と体がすっきりして気持ちいい。世の中の人はこんなにもがんばっているのに、自分は畑で好き勝手やっているなと思う。異質な他者に出会うことで自分の立ち位置が冷静にみれる。ありがたい。

久々に都会にいって都会の空気を吸いたいので年内にいきたい。

あと、新年にたてた目標はどれも達成できていないけど、それも人生だろう。完璧で隙間がないときつくなってガス欠を起こすよね。

Brussels sprouts recipes


芽キャベツです。これつくっている。食べたこともみたこともないのでどう育つかな。写真と実践は違うのでわからないな。