百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

新しい拠点は自分の好きな人たちが集まれる場所になればいい

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前回の家がみつかったことを書いてから数日後に引っ越しました。

新しい家はもともと祖父が住んでいた家でした。小さいとき祖父とは年に1回か2回しか会っておらず、物心ついてからはほとんど行ってなかったのでほとんどこの場所のことは知らないです。

祖父は亡くなる前から住んでいなかったので、かれこれ5年は空き家の状態でした。ずっと使っていなかったけど、おじさんが管理してくれており、住める状態だったので住むことにしました。祖父の家だった場所に、自分が住むとは数年前までは全く頭になかったので、人生何があるかわからないですね。

僕は血縁をつかって家をみつけたわけですが、今は多くの人が、地縁・血縁を嫌うし、力はほとんどありません。家族というシステムが弱くなったこと、理不尽なことが多いことが原因でしょう。確かにズケズケと個人の心情に入り込むし(結婚はまだ?とか子供はまだつくらないの?とか)ただ血がつながっているだけで、別に親しいわけでもない人たちとわざわざ付き合いたくない気持ちは理解できます。たまたま僕の場合は、古いシステムとの関係がある程度うまくいっていて頼ったほうが合理的なので利用しただけです。

「〜の子供」や「〜の知り合い」というだけでこちらは相手のことを知らなくてもなんとなく信用してくれるのは楽ですね。田舎に引っ越したらご近所の方々にティッシュや洗剤をもって「ご挨拶に伺う」のはよくあることですが、僕はしていませんしするつもりもありません。

突然訳の分からない男が住み始めたら不審がられるけど、昨日近所のおばあちゃんが突如として家に来て「あなたは誰!?」とまるでこちらが犯罪者かのように聞かれ、「〇〇じいさんの孫や」と言ったら「おーそうなんやな!!よくきたな!」とすぐにWelcomeモードになった。地縁はこういう使い方をすると便利なんです。

最初は地縁・血縁をつかったわけですが、これからは少しずつ開かれた場所をつくっていきます。ありがたいことに何の制限もなく、あるものは何でも自由に使っていいのでほとんど出費もない。ウチにきても自由に遊べる、歩いて海まで行けて泳げて釣りもできる、公園もある、広いグラウンドもある、と何でも揃ってます。ないのは川くらいですかね。

そして、ここの拠点は誰もが遊びにこれる場所ではなく、僕の好きな人たちが集まれる場所にしていきたいと考えています。誰でも受け入れるようにしようかと思ったのですが、この場所はちょっと違うかなと。コミュニティを維持・おもしろくするには流動性が必要なのはわかるけど、基本的にひとり暮らしか気の合う人とだけ生活するのに向いているので、無理して誰でも受け入れると疲れて嫌になることが目にみえているのでこの場所はやめます。

ただ、自由に誰でも集まれる場所は欲しいので引き続き家は探しています。移動のコストが下がっていて複数拠点を持ちたいので。まだメドはたっていませんが、何人かに聞いているのでそのうちでてくるはずです。長期的には国内の田舎だけでなく海外でも、マレーシアや台湾、ブラジル、アルゼンチン、コロンビアあたりでみつかったらいいですね。

ツイッターやブログなのでお知り合いになった方で「お互い気がなんか合うなあ」となればぜひ遊びに来ていただけたら嬉しいです。お待ちしておりますー。

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