経済成長を知らない僕たち
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2000年以後のGDP成長世界ワースト10で日本は堂々の2位。
— 朔津板 (@p_p_w_a_d) 2018年6月11日
ただしシリアみたいに戦乱などで2000-2017のデータが不足している国は除外。
リビア、イラン、ギリシャ…
日本経済は内戦や経済破綻した国々と同じくらい停滞してるのよ。
これだけでも日本政府・自民党政治がいかにダメかわかる。 pic.twitter.com/0DnvcX7O9L
ご覧の通り00年に生まれた子どもたちは経済成長を知らず18歳になっている。僕は30歳を過ぎたばっかりだけど、彼らと同じように知らない。
物心ついたときにはバブルは弾け、景気が交代して、酒鬼薔薇聖斗などの猟奇的殺人、援助交際が問題になっていた。地方は、小泉政権下で行われた「聖域なき構造改革」により、公共支出が激減し都市と比べ経済の疲弊は一気に進んだ。
派遣切り、格差、非正規雇用の拡大と日本経済で明るくなるニュースはこの30年間何一つなかったといっていい。
30年も経済成長していないせいか、経済成長が必要かどうか?という議論が東日本大震災後活発になっている。どちらが正しいのかよくわからないし、マクロな経済は専門家が議論すればいい。
庶民は自分の生活から見る経済にスポットを当てて考えたい。
僕は生まれてから今まで一度も貧乏を経験したことはない。「貧乏」がどういう状態かよくわからない。自分が富裕層ではない。家はある、食べ物はある、物には困ったことないので貧乏とはいえない。
人は、寝るところと食べものを確保できれば死なないから「健康で文化的な最低限度の生活」ができる。
現代日本で住居と食料を本当に確保できない絶対的貧困は少ない。世界的に見るとこれはすごいことで、経済力のおかげ。
だが、これだけ豊かにも関わらず「生きづらい」人がすごく多くて、不安が充満している。
なぜだろう?
一人ひとりのもっているお金が、伸びるどころか横ばい、もしくは低下していることは原因としてあるんじゃないか。
働いても全然金増えないし、不安定な雇用ばっかならやる気でないのは当然だろう。若い人は特に金なし、仕事なし、あってもクソみたいな仕事しかないという状況が続いているので、衣食住が満たされても将来への不安が消えない。
控えめに言っても日本の若者は「普通に生きる」と人生詰んでいる。普通に就職したところで未来につながる職がどれくらいあるのだろうか?
じゃあ経済成長せず未来への希望が感じられない社会で僕らはどう生きればいいのだろうか?
一つの方法は海外だ。
今世界では貧しかった国々がどんどん経済成長している。近場だと、タイ、マレーシア、シンガポール、ミャンマー、ベトナム、中国、インドネシア、インドは急激な都市化と人口増加しており、どんどん豊かになっている。
経済成長している社会のエネルギーは街を歩くだけで強く感じる。人からでるポジティブなエネルギーがとてつもない。明るく未来への希望を感じることができる。
移住する選択もあるけど、一度でいいから気軽にその雰囲気を感じてみてほしい。人は環境が変われば大きく成長する。ポジティブな雰囲気に満ち溢れている場所ならなおさらだ。
日本はまだ経済力それなりにあるから、1ヶ月バイトすれば近場ならすぐ行くことができる。バイトしたくないなら、ポルカなどのお金集めるアプリ使えばいい。ツイッターで高校生がポルカ使ってカンボジア行ったりしている。
近場でおすすめはミャンマー。ルールが未発達だけど豊かになるぞ〜!という雰囲気すごい。野犬が夜中になると大量に歩いているから噛まれないように気をつけて。狂犬病になったら100%死ぬから。
生まれてからずっと日本にいて停滞と衰退しか知らないと、不安になるのは当たり前だし、楽しいことややりたいことを無条件にやっていい感覚がわからない。
経済成長している場所に行くだけでも、帰国してからの生活はすごく変わって楽になるもんだ。
30年間若い人を犠牲にして無理やり古いシステムを維持させてきたのは、そろそろやめにしていいんじゃないかな。これからの若い人たちのためにいい加減新しいやり方を試してみよう。失敗しても潰さずまた挑戦できるような制度や文化を育てよう。
僕にできることは微々たることだけど、自分のできることをやっていきたいし、やっている。誰かに任せるのは卑怯だし、説得力ない。