百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

田舎に移住も海外に移住も覚悟なんていらない

田舎で生活するほうが自分に合っているなと思ってから、どこに住むか探してみた。とりあえず今は自分の田舎が何となく居心地が良いんで、Uターンという形で住んでいる。1年後はどこにいるか分からないけど。

家を探しているときに、ある場所に月5000円で家を借りられるところがあって、風景よく、空港近く、温泉も近くといいなと思うところがあった。そこで、家を管理している人とどういう条件で家を借りるかという話になったが、話を聞いてすぐ住む気力が失せた。

その地域は50人くらいの小さな集落で、70~80歳がほぼ半数、一番若い人で60歳で絵に描いたような限界集落だった。家を管理している人は集落で一番若い人で、紹介してくれた人がいうには、話しができる人なんでいいですよとのことだった。管理者は、好意的で「住むなら協力しますよ」と言ってくれたけど、「住む前にみんなの前で何をしてあなたがどういう人なのか説明してください」と言ったことから雲行きがおかしくなり、「ここに骨を埋める覚悟で来てください」と言ったニュアンスのことを何回も言ったので止めた。

このブログでも何回も言っているが、土地に拘るのではムラ社会になりつまらない。自分が楽しく生きるために田舎に住むだけで、ずっと同じ場所で生活する必要はないし、色々な場所で生活するほうが楽しい。一つの土地に拘っていると、何かあったときに致命的なリスクになりかねない。田舎は月1万以下で家を借りれるので魅力的だ。一方、都市は多くの人があらゆる場所から集まるので、多くの人と知り合えるチャンスに恵まれている。

生まれ育った田舎で生活する前は、海外移住を考えていて、国内・海外を放浪していた。経験して分かったのは、海外に行くのに覚悟なんかいらないし、嫌になったら日本に戻ってくればいいということだ。鑑真のように中国から日本に渡航するのですら命がけの時代なら覚悟は必要だが、格安のLCCが世界中にあり、地球の裏側に1日で行ける時代に、覚悟は必要ない。むしろ、覚悟は自分の変化を停滞させる原因になる。ある程度大まかに計画を立て、実践してダメなところを修正していくほうがサバイバルできそうな気がする。

どの場所で住むかと考えるとき、自分が楽しいと思える場所が一番いいと思う。自分と価値観が合う人がいたら「えいやー」と思い切って生活してみればいい。コンビニや学校といったインフラは気にすることはない。自分と合う人といたらそれだけで楽しいし、人生は結構ハッピーになる。生活環境が整っていても、自分と合う人がいなかったらつまんない。

もし、移住した田舎が嫌になったら他の場所に移ればいい。嫌なことはする必要ないし、日本には何万と田舎はあるんだから、自分に合う場所は必ずどこかにある。土地に縛るような田舎は消滅していくだろうけど、色々な人がいて、各々が好きなことを勝手にしていて、ゆるやかに繋がっている田舎は活気に満ちるだろう。

 

伊藤さんのブログに公開されている「はじめに」しか読んでないけど『フルサトをつくる』はものすごく自分の感覚・考えにフィットした。kindle版が発売されたら買う。

閉鎖的でなく、多様性に満ちて、ゆるい田舎があちこちにできれば日本で生きるのも生きやすくなる。自分も今のとこまだまだ日本にいるので、フルサトをつくりたい!