百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

田舎と距離を置く

スポンサーリンク

田舎で暮らすと田舎ならではの、ロジック無視、合理性なし、年功序列男優位なことに出くわす。第一次産業に従事すれば100%「ここは21世紀か?」と思わせてくれることを経験する。

田舎が衰退したのは複合的な要因からだが、田舎特有の閉鎖的な人間関係は原因の一つだ。都市化が進み個人の生き方を尊重し自由であることを重要視する社会とは真逆であるので、都市へと人が集まるのは避けれない。若ければ若いほど顕著だ。

いろいろな理由から田舎で生活することになったならば、田舎と距離を置いたほうがいいだろう。とくに、その田舎で生まれてからずっと生活している人たちとの付き合い方は気をつけたほうがいい。あくまで自分は田舎で生活しているだけであることを意識するほうがうまくいく。

年齢構成が60歳中心、70歳、80歳なのかで違ってくる。一番ラクなのは80歳。人がいないからうるさく言ってくることはないし、自分に何かあったときに若い人がいるだけで安心だから、だいたいやりたい放題できる。

60歳は住まいは生まれてから変わらずとも、サラリーマンが多くて外に出ているから話ができる率は上がる。ただ、サラリーマン的&田舎的な人間関係・風習をミックスさせてくるのには注意が必要だ。

70歳…一番めんどうだ。コミュニケーションのとりかたを少し間違えるだけでややこしいことになる。「僕はこんなに働いてきてこんな場所に行ってこんな立場にまでなったんだよ」と強烈なマウンティングと承認欲求を求めてくる。年功序列で男が優位なのも当然と思っている率が非常に高い。体はまだ動くけど年齢的な衰えも感じている中間にいるからややこしい。快適な田舎暮らしをしたいならこの世代がマジョリティの場所は避けたほうがいい。

ただし、10年後は日本全国の田舎から時代にそぐわない人間関係、風習はほとんどなくなっているだろうから今限定。

今のところは田舎的なこととは距離を置いて、自分の求める田舎暮らしをどんどんやっていこう。もしだめになっても次の場所でやればいいだけのこと。どの田舎も人は足りず資源が有り余っている。すでに消滅集落に近い田舎は僕らのほうが圧倒的強者だ。

Distance