百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

変わろう

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いろんな人生があって、人それぞれの理由があって生きている。僕はこれを「当たり前」と思っている。昔は(おじいちゃんおばあちゃん世代)は自分がやりたいように生きることができなかった。家とムラの維持が最優先だったため、個人に選択する権利はないに等しかった。

今は昔のようなことはなくなった。昔よりは間違いなくいい時代になっている。だけど、一人ひとりを大事にする・尊重するようなことは薄れている感じがする。多様性は大事にされ少しずつ法律が改正され、世論は変わってきているとはいえ、一人の「命」は粗末になってきている。

余裕がないからだろう。自分の人生に余裕があれば他者に寛容になれる。寛容になるためには自分に余裕がないとできない。余裕がないから少しでも「楽」をしているようにみえると激しく攻撃する。自分が楽を享受できない・もしくはできないかのように錯覚するためだ。長いこと人生を諦めた状態が続けば守りに入り現状維持を望む。諦める人数が増えれば伝染して現状維持を望んでいたはずなのに、いつのまにかゆるやかに衰退する。

大きなことをいえば、日本は変わらなくちゃいけない。アメリカに戦争で負けて内部で洗練すればよかった古いシステムはもう機能していない。無理やり無駄な税金を突っ込んで維持されているだけだ。ツケは若い世代に先送りされている。先の大戦のように行き着くところまでいかないと変わらないのかもしれない。

老若男女、立場を問わずあらゆる人々が軽視されている状況を変えていかないと。一気に変わることはないだろうけど、少しずつ前に進んだり下がったりをしながら変えていこう。