百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

田舎にいても役を受けない方法

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農家の跡取り息子は機械、資材、土地、お金と資産が揃っている状態で農業するのがメリット。都市部から田舎に来て農業しようものならこれらすべてをイチから揃えないといけないから並大抵のことじゃ続かない。

伝統的農家は圧倒的な優位性を活かせるので生計を立てるだけならそれほど難しくはない。彼らが大変なのは地域にフルコミットしないといけないこと。特に若手農家になると農業の担い手が非常に少ないので一人にかかる負担がデカイ。消防団など各種昔から続く組織の中核を担い、会計や日程調整といっためんどくさいことをやらせられる。農村社会は男尊女卑、年功序列が未だに残っているので若くて優秀であろうがただ年をとっているだけのオジサンの世話をするはめになる。

僕のような農業に全く関係ないところから就農すると農村社会のメインストリー厶と無関係でやっていけるのがとても楽。「なんちゃって農家」と思われているから勧誘されない。伝統的農家と付き合うこと自体も少ない。ちなみに補助金をもらって研修して就農すると別なのはお忘れなく。補助金もらうとベッタリ付き合わないといけなくなりますよ。

田舎に来て伝統的農村社会と距離を置いて生活したいなら

1,補助金を貰わない

2,伝統的農家と同じことをしない

この2つを実践すれば大丈夫だ。僕の場合はたまたま運良く距離を置けているだけで、何も知らない状態なら上記のことを意識してやったほうがいいと思う。農業をやりたくて始めたわけじゃなく組織に入らず生きていくためにはどうすればいいのかを考えた結果農業をしているので、農業を通じて組織に入ることはやりたくない、というのが自分の考え。もちろん農家社会に強く関与して生きていきたいならこんなことはどうでもいい。田舎で生きるのはいろんな選択肢があるし人口は減り続け流動性が高まる世の中だからなんとでもなる。

偉そうなことを書いてきたが、失敗ばっかでまだ成功の域には達していないので試行錯誤しながらやっている。答えがないから考えて動いている。

Elundini Backpackers