僕は旅をしてどうやって生きるかという問いの答えを自分なりに得て活かしてきた。難しいことはない。ネットでチケットをとって、宿を予約してそこに行く。ネットの発達により旅をするのはより簡単になった。
何でもネットでできるからこそ、実際にそこに行き本当はどうなっているのかを自分の目でみることが大事なんだと思う。
「~にいった体験談」は無数にある。行った気分になるしわかったように錯覚してしまう。体験談はあくまで個人の体験したことにすぎない。僕らは情報過多の時代に生きているから、あまり情報を仕入れず自分の想像・妄想で飛び込むべきだ。情報は必要だけど、ありすぎても新しいことにチャレンジするのを止めてしまうことになる。
田舎から違う田舎に引っ越して「ここに定住するの?」と近所の年寄りに言われる。どうして引っ越したら骨を埋めて死ぬまでそこにすまないといけないのだろうか?うまくいけば100年も生きられるのに、同じ場所で同じメンツと死ぬまで生活するほうが不自然だ。
その都度生きる場所を変えるほうが理にかなっている。
伊藤穰一はインターネット以前と以後を「BI」(before internet) 「AI」(after internet) と呼び、インターネット以前は社会が予測可能だったが、以後は規則性がなくなりカオスだとしている。混沌とした時代を生き延びるには、変化とリスクを恐れず生きる段階により生き方を変えることをすすめている。
だから、今いる場所にずっととどまることはないと確信している。人生何が起こるかわからないから何かあれば違う場所で違う生き方をする自信はある。というか自信しかない。同じ場所で生活するのも飽きるし。
旅にでるときはまたくるだろう。そのときは、思いっきり旅を楽しむ。いまは田舎で楽しむ。田植えが終わって美しい景色が広がっている。海も穏やかだ。静かな時間が流れる。この時期のこの流れと景色が大好きだ。地球は偉大だ。
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