百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

田舎道を自転車で走ると発見がある

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発見

pink bike

田舎はコンパクトにまとまっていないので車であっちこっち行くことになる。運転すると基本的に道は通過する場所でしかない。

僕は暇だから普段車で通る場所を自転車で行ってみようと思いたちすぐに行くことにした。ついさっきまで回っていたんだけど、発見がたくさんあった。

まず、気温。お盆を過ぎてから気温が下がり猛暑は終わった。風が冷たくて朝晩は冷えだした。午前中から昼間にかけても同じで下り坂を自転車で行くと風がつめたくて涼しい。ダイレクトに気温と気候の変化を感じられる。

下り坂の途中にお地蔵さんがあった。ちゃんと管理されていて、頭巾をかぶりお茶とお菓子のお供え物をしていた。小さなお地蔵だったけど、集落の人にとっては大事なものなんだろう。

次に、神社。田んぼの近くに鳥居があって説明書きが書かれていた。どうやら田んぼにそって山道を登ると神社があるらしい。おもしろそうなので登ってみたが、舗装されておらずイノシシの足跡が大量にあって途中からは草が茂って歩くことができなかったので断念した。田舎は獣害が年々ひどくなっているし年寄りしかいないから公共物を維持するのが難しくなっていることを実感。

あとトンネルの構造。古いトンネルがあってデコボコがあった。そのデコボコが規則正しくあったので意味があってつくったんだろう。どういう意味があるかはわからない。トンネルに入ると風圧が違ってくるから体にちょっとした負荷がかかる。トンネルをでると一気に風が変わって心地よくなる。

通過する車は、自転車を避けて通るわけだけど、普段歩行者も少なくましてや自転車に乗ってるのは皆無だから「こいつ何してるんだ?」みたいな感じでみられた。お盆週間だから帰省している家族がいるから不審者にはみられなかったはず。

横道にそれるとあまり舗装されてないから自転車がガタガタいってお尻が痛くなった。レーサーが乗るような自転車だったら痛くならないのかも。普通のママチャリだから長時間乗ると痛い。年寄りはビニール袋をサドルにまいて保護しているけど、意味あるのかな。

田舎は何もないのがいい。

田舎には人はいないし目立った公共物や建物はないわけだけど、自転車や歩いたりすると色々な発見がある。何もないから自分だけの世界に没頭できる。頭のなかを無にすると小さな何かがみつかる。

日常に飽き飽きしたなら道を変えたり交通手段を変えると面白い。小さな変化や発見を楽しめるかどうかで人生の質は上がる気がする。イベントより日常のほうがおもしろいし。

静かですなー。田舎は。無駄な情報が少ないから疲れたら田舎に来てダラダラするといいですよ。その際は自転車でぶらぶらまわるとリラックス度が高まる。歩いても気持ちいいけど行動範囲が狭くなるから自転車のほうがおすすめ。

秋がちょっとだけやってきている。冬になると冬眠モードに突入するからそれまでにがんばろう。