百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

災害のリスクが高すぎる

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災害のリスク

今朝の3時に北海道で震度6の地震が発生した。

jp.reuters.com

土砂崩れにより家屋が倒壊していたり大規模停電が起きていたりと地震による被害は広がっている。2年前の熊本地震を経験したときは2日続けて震度6の地震が起きているので北海道民はこれで安心せず気をつけてほしい。

地震、台風、津波、大雨、暴風と災害のリスクが年々高まっている。もともと日本列島は地形的に災害が多い場所ではあるが、近年は更に脅威が高まっている。

気候変動による海水温の上昇、東日本大震災以降地震の活動期に突入していることが原因として挙げられる。日本に住むなら自然災害の脅威からは逃れられない。どこに住んでも同じだ。

自然災害が厄介なのは人間の力ではどうしようもないこと。備えることはできても巨大地震が発生すれば命の危険は常にあるし台風がきて建物が倒壊してもどうしようもうない。

農業を始めてからは自然災害に対する心構えが変わってきた。冬から準備して夏にようやく収穫をむかえた野菜が災害により一瞬にだめになることはよくあること。台風がきて収穫できなくてもどうしようもない。諦めるしかない。最初は虚無感にとらわれるが慣れてくると諦めて次のことを考えるようになる。備えてもやられるときはやられてしまう。人は自然には勝てない。最初から撤退戦。

野菜や建物、インフラはやられてもまたつくればいい。何回でもやり直せる。大事なのは命を守ること。この一点に尽きる。

備えていても巨大災害には勝てないわけだから、もしものときにどう行動するか?平時のときから根を詰めて考えたって想像以上のことが起こる世の中にいるわけだから、あまり意味はない。身も蓋もないが、災害に巻き込まれても最後まで諦めないしかない。それくらいしか思いつかない。命は何よりも尊い。生きていればどうにでもなるが、死んだら何もできない。誰でも致死率100%だが、最後の最後まで生きたいですよ。生への執着が助かるかどうかを分けることになる気がする。もちろんどうしようもないときもあるけど。

経済的なことを考える。毎年不確定な自然災害が発生しリスクが高い国に居住し投資をするのは普通だとありえない。すぐに移動でき資金を回収できるようにしておく。外国人に広い意味で投資をしてもらわないと貧乏になる一方になる。

だから、自然災害のリスクが高いことは誰しもわかっているわけで、自然災害の発生を抑えるのではなく、起こることを前提として社会システムをつくりかえる必要があるんじゃないかな。大阪に直撃した非常に強い台風がきたら会社、電車、バスをすべて休みにすることや、7月の豪雨災害で家に住めなくなったら体育館で雑魚寝をするのではなく旅館や空き家を提供するように変えていかないと。

それにしても自然災害がここまで頻発すると本当に怖いですね…

Traffic effect by east coast earthquake