古きより新しいこと
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歳を重ねると出会いと別れ、別れのほうが少しずつ多くなる。自分が生きている環境も変わる。昔遊んでいた人たちと久しぶりに会うとお互いの人生が別の道に進んでしまったことを実感する。あれほど話すことがあったはずなのに今じゃ話が噛み合わず物足りない。
自然なことだ。人生に同じ瞬間は二度となく流転していく。寂しさはない。変化していくことは悪くない。
誰かの生き方を理解できずともただ受け入れればいいのだと思う。受け入れることで自分に寛容になれる。寛容さは生きることを肯定し自分が生きやすくなり周囲も楽になり良い循環が生まれる。
何かを決断することは何かを諦めることになる。その諦めに善し悪しはない。そういうものだから。
僕が善くないと思う諦めは人生を放棄することだ。自分の思い通りいかなくても、世の中に絶望したとしても投げやりになって捨てちゃいけない。状況がどうであれ必ず適切な時に適切な人と出会い人生は変わる。
良いときも悪いときも一瞬のことだ。常に中庸を意識して生きている。これからも周囲の雑音に振り回されず自分の人生をしっかりと生きたい。何もせずとも外から試練は襲ってくる。どうしようもないこともある。
古きより、新しいこと、出会いは充実させてくれる。