百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

100万あれば田舎で生活できる

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ワーキングプアや働いても収入が増えず苦しい生活をせざるを得ない人たちが統計をみても実感としても増えている。普通に生きることが難しくなっているなかで普通に生きられるようにする試みがあっちこっちでやっている。シェアハウス、シェアリングエコノミー、山奥ニート…すごい人だけじゃなくて普通の人も普通に生きるために新しいことをやり生きる幅を広げている。

「才能がなくても特別な技術がなくても普通に生きていけるのはそんなに難しいことじゃない」というのが最近達した結論だ。

自分の場合、年間100万くらいしか稼いでないけど、やりたいことを我慢してないし、雨露が防げる家があるし、おいしいごはんを食べることができている。どうしてたった100万しか稼がなくても生きていけるかというと、食べ物を生産して、安い家に住んでいるからだ。

野菜をつくって、売って、お金にして、余った分を食べる。家は空き家に住んで家賃はあってないようなもんだから生活コストがかからない。シンプルだけど、衣食を低コストで賄っているから稼がなくても生活できる。

「独り身だからできるのでは?」と言われそうだが、妻がいて子どもがいても問題なく生活できる自信がある。一緒に生活する人数が増えれば単純に稼ぎも増えるし子どもにかかる経済的コストも有形無形のシステムを使えばどうにでもなる。

老後の生活費に2000万必要といって話題になっていたとき鼻で笑っていた。10年、20年、30年経っても2000万が同じ価値を持っていることはないし、生活すべてをお金に依存しなければ大金は必要ない。あと、そもそも公的保証が整っている国で2000万なくても生活に問題はない。

お金をサクッと稼ぐことを推奨する動きがある。(不安を煽って稼いでいるだけだけど)そんなことを必死こいてやるより、お金がそんなになくても楽しく生きていける技術とノウハウを習得することのほうが大事だと思う。

田舎で生活するなら自分の技術に見合った農地をまずは借りて、生産できる規模まで技術が身につけば畑を広げていけばいい。素人が1反の畑でいきなり生産するの無理だから、少しずつやっていけば無理なく農業を続けていける。

家は、空き家が減ることはないので、空き家バンク、人のツテをたどる、実際に住みたい場所に行って突撃してみれば、だいたい希望に沿った家がみつかる。田舎の闇みたいなことは気にしなくていい。田舎は本当に人がいないので、一昔前のようなよそ者を入れないのはなくなっている。地域住民は来て住んでもらえるだけでありがたいと思っている。そうじゃないところは住まなければいいし、失敗しても次にいけばいいだけだから問題ない。

大げさでなく、誇張でなく、特別な才能がなくても、田舎に来て食料を生産して、安い家に住めば年間100万あれば普通に生活できるので、今しんどい人は生き方を変えてみてはどうでしょうか。

 

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