百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

お金のために働かなくていい時代がきたら

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人が担う仕事は機械が代替し、AIによって労働から開放される未来がやってくるそうだ。新しい価値を提供できない大多数の労働者には仕事がなくサラリーを貰える機会はなくなる。働かなくても生きていけるようにするために、国が決まった額を支給するユニバーサルベーシック・インカムが導入されることになるそう。本当かどうか判断できる材料を持ち合わせていないし未来のことは誰にもわからない。そのときになればわかる。

働かなくていい時代が訪れると、①創造的なことをする。②何もすることがなくなる。前者はポジティブな文脈で語られ後者はディストピアな世の中になる。

現時点で働かないニートは70万人ほどだ。昨今日本の統計は虚偽であることが当たり前のようになっているので実数は500万人くらいはいるとみていい。ニートと引きこもり、精神疾患を患い働けない人は分けて考えないといけないが、生産年齢に関わらず働いて賃金を得ていないところだけみると500万人という数字は妥当な気がする。

統計で70万人、自分の予測で500万人がすでに働いていないとすると働かない時代がきても50%くらいは大丈夫で残りが何をしたらいいかわからなくなりそう。

僕は一般の方が考えるお金を稼ぐ仕事はほとんどしていない。草刈り、山の芝刈り、味噌作り、漬物つくり、掃除、近所のお手伝い、インターネットとお金にならないことばかりをしている。田舎で生活しているとお金にならない仕事がいっぱいあって、お金を稼ぐこと=仕事とするならば無職だが、無職ではない。じゃあ肩書は何か?と言われたら農業も違うし、便利屋も違うし、ブロガーも違うし、山師も違うしでなんと答えていいかわからない。とりあえず自営業とは言うけど。

働かないでよくなっても人間がやることはなくならない。少なくとも田舎では。AIが畑の手入れや水路の手入れをしてくれればいいけど「生産性がない」のでいつになっても人の手が必要だ。田舎じゃなくてもネットにコンテンツは無限にあって時間がいくらでも潰せるので働かなくていいなら最高だ。

友人や知り合いのニートたちは働かなくても何をしたらいいかわからない状態になることは100%ないな。働かないことで「おら、働け!」と言う同調圧力がなくなるから生きるのが楽になる。

今のところ生きるために必要なお金は稼いでいるが、必要以上に働くことはなくてそれ以上働くモチベーションは皆無。寝るところがあって飯が食えてたまに貧乏旅できているからこれ以上金を稼ぐために労働する理由が一つもみつからない。稼ぐ暇があるなら好きなことだけしていたい。それで稼げればいいのだろうが、稼ぐことと働くことが結びつかないから無理。農業は働いている感覚がなくて稼げるから「好きなことで生きる!!」に近いのかもしれない。そういうふうに思ったことは一度もないけど。

「暇だから働く、暇つぶしでお金もらえるからいいやん。労働は最高の暇つぶしよ。」と古い友人が言い、「働かないの暇やない?」と5年前ニートだった自分に言われた。

5年前で「暇だから働く」という人がいたわけだから、今ではもっと暇だから働く人は増えているだろう。

Job is shit!からwork just to kill time、そしてwithout work。

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