百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

MMTが正しくて賃金が増えたとしてもハッピーにはならない

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経済は疲弊し古くて使い物にならないシステムを無理やり残していて衰退している日本。新しいシステムを構築することは明らかだけど、今はそこまで悪い時代じゃない。むしろ30年前、50年前とくらべると間違いなく今のほうがいい。

インフラは整備され、人々の人権への意識は上がり、男女の差別は軽減され、食料は豊富で、困ったことがあっても社会保証に頼れる。どれも昔にはなかった。

れいわ新選組は消費税廃止を掲げ、衰退した経済を復活させるためお金の量を増やし積極的な財政出動をすることを公約としている。MMT的な政策が正しいのどうかわからないが、経済のパイを増やす方向性は支持できる。ただ、人々の賃金が増えればハッピーかのようなことはまずない。

社会のマジョリティが飢えておらず、食うに困らず雨露しのげる家も山のように余っている状態なのに、お金があればすべて解決され幸せになれない。むしろお金があればハッピーになれると思っている人は、10億円あっても生きづらさが消えることはない。

何が自分の人生で大切なのかを知り、生きるうえで何を中心に据えるかだ。そうすれば「老後に2000万円必要」「お金をめちゃくちゃ稼がないと生きていけない」というようなことが馬鹿げているかわかる。

重複するが、今は間違いなくいい時代だ。システムが古くて変えなくてはいけないけど、食うには困らず家も豊富にある。工夫すればどうやってでも生きていける。絶対的貧困の時代なら無理だったことが今は天才じゃなくても誰でもほんのすこしのお金で生きていける。

happy cat