百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

2019年でもネットより実店舗のほうが安い農業

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マルチ、緑肥を買おうと思ってアマゾンと検索してでてきたサイトを調べるとめっちゃ高い。実店舗の倍どころか10倍高かったりする。まったくもって意味不明な状況だ。小泉進次郎が農政部会長のとき、「日本の肥料費は韓国と比べて高い」「仲卸業者が跋扈して農業者が損をしている」といったことを取りあげ一時期話題になった。結局一過性のニュースにしかならず肥料や資材は安くなるどころか高騰しているし、右から左へ流すだけの不要な仲卸業者は相変わらずピンハネをしている。

「百姓は生かさず殺さず」まさに2019年になっても根本的なところは変わっていない。農協、政治家連中が農業改革とか威勢のいいことを言っているけど現場は1ミリたりとも関係ない。既存のシステムが終わっているのはわかっているから勝手に販路を開拓してどんどん新しいことをやって成功している農家は増えている。

 

ダイヤモンドに登場する成功者たちはみな独自の方法で開拓している。農協を痛烈に批判している雑誌だが、成功している人手農協がどうとか農政がどうとか言っている人はだれもいない。古いシステムに依存しているようではやっていけないのはわかっていて、依存せずともやっていけるからどんどんやっていけばいいだけのこと。うまく利用すればいいからね。

農業に注目が集まっているそうだが、中山間地域の耕作放棄地は増える一方で減ることはまずない。高齢者しかいないし後継者といわれる人たちは公務員になっていたりして農業をする人はほとんどいない。そのことを嘆いてどうにかならんものかと言っても無駄だ。誰かが耕して草を刈らないと耕作放棄地は減らない。当たり前のこと。四の五の言わずに草を刈れ!ですよ。誰もやらないからやりたい人にとってはチャンス。今やれば食うのには困らない。

最後に見積もりを2つの会社にお願いしたら値段がびっくりするくらい違って驚いた。多分、種苗会社と付き合いがある・なしで値段が違ってくるんだろう。2つとも対応も良くて話を明確に理解してくれるからいつもお世話になっているがここまで差が出るとはびっくりした。2つともネットよりは安いけどね。

※エンバク(oat) 

Avena sativa habit2