百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

君は目が死んでないから大丈夫

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表面的なことが評価に直結する

Summer vacation 2011 friends and family

 

この前ガッツリ友だちじゃなくて友だちの友だちや知人らと飲んだときの話。初対面でお互いのことを知らないから自己紹介するわけだけど、みんな「仕事は~です」って言うわけ。社会人(おーまさか自分が社会人と言うとは)になったら「〜が好きです」より職業を言うのが常識らしい。社会通念がないのでその辺のことはよく知らないけど。

サラリーマンが集まっていたら「会社員です」と意味不明なことを言う確率高いけど、自営業ばっかだったのでみな自分の職業を言う。

僕は当然働いてないから、「無職です!」と言う。そうすると最初は微妙な反応が返ってくる。「聞いてまずかったなー」「話題を変えなきゃ」みたいな雰囲気が一斉に漂う。あの雰囲気はたまらない。

そんな気まずい雰囲気が漂うなか一人の男性が「マジで!?本当に無職なん?」と興味津々で聞いてきたので「そうですね、本当に何もしてない無職ですよ」と応えると、「へーすごいなー、まあ俺もそういう時期あったしな」とどう反応していいかわからない返答が返ってきた。

そこから一気に気まずい雰囲気は消え去り、無職トークが続いた。「どうやって食べていっているのか」から話は多岐に及んだそうだ。というのも、酔っ払っていたので話の内容は全然覚えておらずあとで盛り上がっていたことを聞いた・・・。昼間からずっと飲んでいたらからね。

唯一覚えているのは、「ハロワ行け!」みたいなことを言われ(お互い酔っぱらいだから言葉はきつくなる)「いやーダルいからいきたくない」と言うと、「そうか、君は目が活き活きとしている。死んでないから大丈夫だよ!」と言われたこと。

目が輝いていようが死んでいようが仕事と関係ないのは自明の理と思うのだが、どうやら世の中は違うらしい。

何らかの技術職の募集があって、技術は高いけど目が死んでいる人と技術はそこそこで目が輝いている人がいたら後者が採用されそう。

見た目が大きなウエイトを占めるなら、普段目が死んでいても面接のときや仕事のときだけ薬を使ってテンションを上げれば余裕でできるんじゃない。

意外と世の中は技術とかイノベーションできる人材を求めると言いながら、「こいつは俺と気が合いそう」とか見た目で採用しているケースがほとんどなんじゃないのかな。面接官が否定しても無意識に見た目で判断していそう。

無職だと人が集まるところに行って堂々と「無職です!」と言いにくい社会だけど、居心地の悪さを経験すると、社会人から示唆に富む話を聞くことができるので一度経験されてみてはどうだろうか。

※労道教はいなかったので楽しく飲むことができましたよ