百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

獣との戦い

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Painted Hunting Dogs

田舎に住むといっても幅広い。郊外に住む、地方都市に住む、住宅街に住む、都市まで30分圏内に住むと…、山奥、もしくは限界集落に住むのとは全然違ってきます。

僕の住むところは平均年齢は80歳、若者は60歳の限界集落。生きる時間軸とパラダイムは21世紀じゃない。ゆっくりとした時間と江戸時代のような慣習がある。口でいってもわからないと思うので経験してみてほしい。

限界集落の問題は獣害。海辺も山奥も同じ。毎日獣に遭遇するし、対策しないと生きていけない。大げさではなくて獣を殺すのはかわいそうといっていたら集落は100%消滅するからね。

対策としてまずは罠。くくり罠や銃はやってないが、箱罠はかんたんにできるのでやっている。エサ仕掛けて捕まるときもあれば餌だけ持っていかれることもある。個体を減らすために有効ですね。

次はロケット花火。朝昼晩に関係なく獣がみえたりしたら打つ。音でビビらせて人間エリアに近寄らせないようにする。これもやりだしてから里に降りてくる回数減ったので有効だろう。

人海戦術もやっている。早朝、夜遅くに見回ってみつけたら追い払う。集落の人は家庭菜園してるから食べられないようネットや電気柵している。それでも侵入するから人が行って存在感をみせるようにしている。今日も5時からたぬきの親子3匹いたから追い払った。

このままいけば年寄りたちは10年もすればほぼ0になる。そうなれば自分で何とかするしかない。そろそろ罠を仕掛けることもしないとなー。里に降りてくる獣は捕まえて殺さないとイタチごっこ。山には入って竹やらを切って少しでも間伐している。長い目だと自分だけじゃなくて色んな人を巻きこんで対策する必要ある。今はそのタイミングではないので、時期がきたらガンガン呼びたい。