百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

なすを本格的につくってみる

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今年はなすを本格的につくってみる。なすが素晴らしいのは水が大好きなこと。夏野菜は梅雨をどう生育されるのかが重要になる。トマトは雨が苦手なので梅雨時期に大量の雨に晒すと病気になって夏が来る前に枯れてしまう。なすは雨に打たれて大きくなる野菜だからハウスがなくても露地で立派につくることができる。なすの生産地ではハウスでつくっているところもあるが露地栽培が基本なところもある。(広島県)なすとトマトどちらが日本の風土に適しているかといえば断然なすになる。なすよりトマトをつくる生産者が多いのは儲かるから。トマトのほうが需要がある。需要があるほうをつくるのは当然のこと。

スーパーや市場に出荷されているナスはトゲがなく紫色で丈がそれほど長くない。築陽という品種がプロでもアマチュアでも一般的になる。

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普通の農家がつくるナスをつくっても量が多いほうが強いし単価も低いから大量につくってもおもしろくない。僕のような小農のメリットは、小回りがきいてすぐに変えることができること。普通の農家がつくらない野菜をつくることでメリットが活かせる。

3種類は作る予定。

まずは上記の築陽。築陽でもタキイから新品種であるPC築陽といって受粉するときにホルモン処理と虫(概ね蜂)が不要にする予定。

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タキイによるとPCーは売れているそう。ハウスでつくる専業農家にとって受粉が不要で着果するのはメリットしかない。体にもよくないし手間もかかるホルモン処理と1個2万円くらいするマルハナバチを導入しなくてよくなる。品質は築陽だから問題ないだろうし。

2種類目は白丸なす。

www.nakahara-seed.co.jp

福岡県にある中原種苗から販売されている。この白丸なすはなすのなかでも一番おいしい!!間違いなくおいしい。なすの王様と断言できる。半分に切ってフライパンに多めの油を入れ、蒸し焼きにすると抜群にうまい。ステーキのような食感で味付けは塩だけで十分。白丸なすを食べてからなすに対する印象が変わった。絶対に一度は食べて欲しいなすだ。

欲しい方はぜひ僕から買ってくださいね!

最後は米ナス。

 

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丸い形をしたなすで小ぶり。見た目がかわいいので可愛い系が好きな人にとってはいい。煮崩れしにくいので煮付けや田楽に合う。普通のなすに飽きてるけど白丸なすのような特殊ななすではなくちょっとした変化を楽しみたいなら米ナスがおすすめ。

他にも白いなす、大長なす、イタリアのなすと種類は豊富にある。つくりたいのは山々だがあまり手を広げすぎると追いつかないなるし、一番困るのは販路です…。つくっても売るところがないと意味がない。

育苗は2月末〜3月に入ってからを予定している。暖かくなってからのほうが育苗は楽。温床つくってやったことはあるが手間がかかるうえにわざわざつくらなくても育つことがわかったのでやらない。

本数は全部で300本を予定。専業農家と比べると微々たる数だが、小農にはちょうどいい数。あんまり本数増やすと疲れるからやらない。ほどほどで十分。

なすの途中経過をブログやツイッター、youtubeで伝えていくのでよろしくです。(いつものやるやる詐欺にならないようにします)

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紅芯大根。色鮮やか