百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

批評家が多すぎる

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自分の周りには、何かしようとしている人、何かをしている人がいて、成功しているのはごくわずかでほとんど失敗をしている。失敗して心が折れそうになっても糧にして前へ進む人、違うことへ挑戦する人、何もせず嵐が過ぎ去るのを待っている人と失敗への対処法は様々で全員違う。人生を切り開くために何かをやっている人は失敗しても一緒にいて気持ちいいし自分を奮い立たせてくれる。

地に足を着けてやろうとしている人たちを批評する連中がいる。一人二人じゃなく不特定多数が集まる場所に行くと80%は批評家だ。批評家は中身のないことをかっこよく言って知識と情報を持っているかのように言う。最悪なのはゼロリスクな安全圏から批評してくること。批評家に「あなたは具体的に何をしているのか?」と聞くと何もしていないから曖昧模糊にする。そして、何かしている人たちへ「それじゃダメだよ。ははは、こうしたほうがいいよ」と責任が皆無で説得力がないことを言ってくる。

昔から批評家は多かったのだろうか?それとも近年になって増えてきたのか。わからないがSNSの広がりは批評家を増やしているのではないか。ニュースや誰かの行為に対していつでもどこでもコメントできる。悪いことをしたとされる人物へ攻撃すれば同じような大勢の攻撃者たちがいるので自分が正しいことをしている感覚になる。実際には正義のヒーローになった錯覚に陥っているだけだが。

何かをしたい人・している人にとってインターネットは強力なツールになる反面、何もしない安全圏から石を投げてくる批評家たちの批評に晒されることになっている。

普段からSNSやネットで批評をする人は現実の行動に影響しているだろう。ネットとリアルは切り離れていない。ネットでの行いはリアルに影響する。

批評家社会をなくす方策はわからない。誰かの考えや行動を変えるのは難しいし変えようとすると反発するのでうまくいかない。自分自身が批評家にならないためにはどんな小さなことでもいいから何かをやっている人の本、ブログ、動画をみて、自分の現実の行動に反映させたり、実際に興味のある人のところへ行き教えを請うことがいい。

僕が最近有名な方で影響を受けたのは尾畠春夫さん。彼は社会に恩返しをしたいと見返りを求めず自分のやれることを地道にやり、メディアに大きく取り上げられるようになっても自らの信念を貫徹し謙虚さを忘れないことが本当にすごい。尾畠さんのようなことはできないが、少しでも参考にできるところは参考にしている。尾畠さんのように安全圏にいて批評するのではなくて、小さなことでいいから動いて何かをする人に常にありたい。

At The Merry Go Round