百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

暖冬の影響で大根が

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12月に入ってもめちゃくちゃ暖かい。秋の味まりのころのような気温が続いている。暖冬の影響で野菜が豊作で葉物・根菜どちらも値段が下がりに下がりまくっている。僕にも影響はでている。直売所に出荷していると消費者様はスーパーの値段より安くないと買わないし、ここまで安いと直売所はスルーされることもあるので頭が痛い。市況は上がったり下がったりするものだから一喜一憂しても仕方ないんで、淡々とやっていくだけ。

それよりも大根に「ス」が入っている方が問題。家庭菜園をやっている人はわかると思うけど、スは大根内部の中心部に空洞ができることを言う。家で食べる分は構わないけど商品性はなくなる。出荷できないということ。いやー、9月下旬に巻いたのに12月入ってすぐにスが入っているなんて初めて。普通は越冬して2月以降なのに異常だ。大根専業農家がどういう状態か知らないけど、出来るのが早すぎて暖かいのが続いているので早く出荷しないとダメなんでしょう。

正確にはスが入った大根は青首大根(スーパーに並んでいるやつ)で、丸い聖護院大根や中身が赤色の紅芯大根は問題なくできている。青首大根は品種改良が進んでいる影響もあるのかな。品種もちゃんとしたやつを選んでいるのに・・・まさかですね。あと、スが入っている青首大根に黒マルチしたのも原因かな。マルチしてない青首大根より太りが早く、暖冬で生育が早くなったこともあるのかな。あたらしい畑なのでリスクヘッジしたつもりが裏目にでるとはね。去年は長雨で大根そのものがダイコンサルハムシにやられできず、今年は重さ長さとも完璧に仕上がったのにスが入って自家消費で終わるとは・・・。

農業をはじめて計画通りいった試しはない。天候・気候と自分にはどうしようもないことに大きく左右されてしまうから計画変更が頻繁にあることはわかっていても凹む。仕方ありませんね。

出荷できないのでおでんにして食べます。

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空洞がスです。