百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

朝のファミレスは高齢者の時間

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ファミレスは関東ではサイゼリアだが、九州ではジョイフルが主流だ。田舎でもジョイフルが1軒はだいたいある。僕の住む大分県がジョイフル発祥の地なので大分の各市町村にはジョイフルがどこでもある。

昔はどの店も24時間営業だったけど、人手不足と深夜帯は田舎だと人がこないので24時間営業と8時〜10時までのような形態になっている。高校生のときにジョイフルができて娯楽が何もないから毎日のように通っていた。ドリンクバーでたむろっていたといったほうが正確。

最近はジョイフルに行く機会は全然ないんだけど、8時くらいの時間帯に外からのぞくとおじいちゃんおばあちゃんしかいない。休日だとまあまあ若い人はちょこちょこみかけるけど、平日は高齢者率ほぼ100%といっていい。駐車されている車をみると軽トラも結構あって、農業っぽい格好したおじいちゃんがいる。

早朝から高齢者、しかも田舎の高齢者がファミレスで飯食っているのにすごい興味が湧いて話を聞いてみたところ、高齢で家で飯を作って片付けるのが億劫だから通っているとのことだった。特に冬場は家が古くて寒いから毎日のようにジョイフルに来て朝食を食べるのが習慣になっているそう。味噌汁とご飯だけだと200円で食べられるから安くあがるとのこと。

ホームページで調べてみると、朝定食が200円ちょっとでモーニング洋風だと500円以内で食べられる。30日毎日来ても朝定食だと6000円、モーニング洋風は15000円だから金銭的負担は軽い。

田舎だと家で自炊して食べるのが当たり前だというのはもうないわけだ。確かに高齢の人たちは時間に余裕があるので朝飯を外注したほうが合理的といえる。田舎の家は寒いし、ファミレスだと暖房がちゃんときいている。

あと自然と安否確認になっているよね。毎日通っている人が突然来なくなったら何かあったのではと思って、連絡することできる。田舎だとそもそも知り合いというパターンはザラにあるので。

コンビニも一人用の肉じゃがとか売っているし、調理するのが面倒な高齢者は朝はファミレスに行き、夜はコンビニ、もしくはスーパーの安い惣菜買って食べて方が楽だし安上がりなんでしょう。都会はコンビニのイートインスペースで飯食っている人結構いるけど、田舎はそこはまだない。まあ今から普通になっていくだろうけど。

時代はどんどん進んでいますね。

[ 說好的東京*99] Saizeriya