百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

補助金は尽きない

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地方のイベントはだいたい補助金絡みの事業。数人で組合を組んで補助金をもらい事業をして、お役所様に「こういう事業をしてますよー」という体裁をみせないといけないからイベントをする。お役所は国、県など管轄の上に書類を提出しないと補助金が貰えないから必要になる。

イベントの内容はどうでもよくてとにかくやればいいだけ。もしイベントをやらずに放置すると翌年から補助金がストップするので絶対にやる。お役所も交付金が滞ると予算が減るので補助金受給者に対して積極的に貰うよう奨める。

補助金の是非は別として国や市町村にお金がないといいながらもお金はあるんだなということを改めて痛感する。別に隠された情報ではなく、毎年100兆円もの一般会計が分配されるわけだから「お金はないけどお金はある」状態なわけだ。100兆円を誰に配るかどの分野に配るかとなると政治力が強いところに比重が傾くのは当然。国家予算だとわかりにくいが、身近な分野をみればよくわかると思う。地方のいわゆるまちづくりの中心にいる人たちは99%補助金をもらうのが上手な人たちで補助金で飯を食っている。補助金をもらうことは当然で補助金の是非なんかは議論の対象にならない。「いかにして補助金をもらうか」しかない。国会議員も地方議員も補助金を分配することが政治力に直結しているので、補助金に依存せず自立した財政運営をするつもりは更々ない。未来永劫補助金システムが続くことはないだろうが補助金が尽きることは国家がなくならない限り続く。

税に依存せず生活している人はいないが、補助金という名の税がないと続かないようなシステムはおかしいと思う。大きなこと言っても変わらないんで、まずは自分とか自分の周囲は頼らずやっていかんとね。

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