百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

なす発芽

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2月の厳寒期に温床、育苗器なしで夏野菜のナスが発芽するのかどうか実験的に育苗していた。結論から申し上げると発芽しました!発芽するだろうなと思っていたけど発芽するまでは不安でしたね。毎日朝昼晩様子をみて温度調整をしたかいがあった。暖冬だったのもあったのかな。発芽までにかかった日数は10日間。安定的な温度で管理すれば3日くらいで発芽するので1週間遅くなったことになる。発芽積算温度が温床とかないとそれくらいかかるということでしょう。

まだ小さい苗なので夜温の管理や日中暑い時はビニールをはがすと手はかかるがひとまず安心した。どんどん暖かくなっているので管理さえすればGWには定植できるだろう。

今回わかったことは

1、温床、育苗器なしでも発芽する

2、発芽はするが10日間くらいは時間がかかる

3、保温させたほうが楽

この3つ。

朝晩冷えるから夕方17時にはビニールを3重かけして、カーペットをかけ、さらにその上にブルーシートをかけた。保温することで外気とナス内部の温度は10度近く違い、内部温度は外気が0度でも最低12度までしか下がっていなかった。途中湯たんぽを入れたことも影響しているのかもしれない。

発芽して順調に育っているものの温床あったほうが楽。温度管理が楽だし保温するのもビニール1~2枚ですむし発芽も早い。あとは完全に温度管理できるハウスがあれば不要だが一般の個人農家なら種をキッチンペーパーなどに包んで水を濡らし体温で発芽させて播種したほうが確実。腹巻きにするかポケットに入れるか、女性なら胸の谷間に入れる人もいるみたい。

育苗はそれだけで一大産業になっているほど奥が深い。僕のような小さい農家は施設が限られているから工夫して自分なりのやり方を身につけることが大事だ。

農業で飯を食っている人なら「なすの発芽くらいでイチイチわめくのは3流だな。」と思われる。発芽して当たり前だし育てて当たり前だから。

これからですよ、自由気ままに修行して精進します。

earwig on eggplant