百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

白菜のとうだち菜

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白菜のとうだち菜


安値で推移してほとんど出荷しなかった白菜たちのとうだちが始まった。白菜は出荷できなくても全然問題ない。あらゆるとうだちのなかで白菜は断トツにうまい。ターサイ、小松菜、チンゲンサイ、ビタミン菜、大根…色々なとうだちを食べてきたが間違いなく白菜が一番だと確信して言える。しかも適期が短くて1ヶ月あるかないかくらいしかおいしく食べられないから貴重。

農業をはじめてよかったことの一つは白菜のとうだちがおいしいことを知ったこと。生もいい、さっと湯がいてポン酢かマヨネーズかけて食べてもいい、味噌汁にいれてもいい、鍋も最高にうまいとなんでも合う。

とうだち菜が市場に出回ることはない。スーパーに並んでいるのをみたことある人はいないだろう。直売所でも菜の花はあっても白菜のとうだち菜は置いていない。一般に流通している白菜でしか白菜は食べられないと思っている。白菜専門の専業農家でもとうだち菜がおいしいと知らないんじゃないだろうか。

野菜の適期は幼少のときだけじゃない。成長して種をつける段階でも十分においしく食すことができる。少しでも消費者に知ってほしい。スーパーに並ぶ野菜がすべてではないことを。あらゆる野菜は動物と同じく子孫・種を残すために生きている。野菜をつくると本来当たり前なことが身にしみてわかるからいい。

白菜のとう立ち菜、ぜひ一度食べてみてください。