百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

葉面散布、ドローンで自動化

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3日間続いた雨が終わり快晴となった。予報によると1週間晴天の日が続き日中の最高気温が30度になるそう。今年は朝晩の温度が低いせいか生育が遅いため気温が上昇するのはありがたい。

気温が上昇し日射量が増加するので、潅水量を増やさないといけない。まだそれほど野菜は大きくなっていないので最盛期よりは少なめでいいものの水の量が少ないと葉が萎れて生育に影響がでる。そのため下から根にやるだけでなく葉っぱへの葉面散布が欠かせない。

なすは水が大好きな野菜なので気持ち多いかなと思って葉面しても問題ない。葉が肥大化して蒸散できる幅が広がる。今のところ水に何も混ぜずに葉面散布をしている。マグ欠の症状がでれば対応した液肥を投入する予定。

トマトに関しては水が苦手。原産地が南米アンデスの山肌なので少雨・乾燥した環境を好む。ある程度質と量を確保するには施設栽培が欠かせない。水が苦手とはいえ積極的に潅水を行ったほうが品質も収量も上がる。生育段階によるが葉面散布は毎日したほうがいい。なすと違ってただ水だけでなく液肥を混ぜる。少量でもいいから何か混ぜたほうが大量に潅水することによる障害、病気の発生を防ぐことができる。

初期〜後期まで使う基本の液肥は

  • ランセットN
  • クロピカα
  • メリット赤*1

この3つ。梅雨時期、梅雨明け、生育フェイズの変化、夏から秋への変わり目では一時的に違う液肥を使う。

今年はなす、トマト共に肥料の量を減らして栽培している。調べて従来の液肥量より減らしても同じものができることがわかったため。逆に今までが多すぎたことになる。

葉面散布のネックは重労働になること。機械を準備してノズルをもって散布していくのはキツイ。真夏の昼間だと地獄。稲の農薬散布はドローンでできるようになったので、野菜でも露地・施設ともに早く実現してほしい。今のところドローン1機300万以上するそう。高額で手出しで購入するのは難しいが、ムーアの法則により10年もせずに10万円程度まで下がっているだろうから自動散布が主流になるのは時間の問題だろう。それまでは肉体を使ってがんばりますかね…。体持ってくれよ!

 

現代農業 2019年 06 月号 [雑誌]

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