百姓日記

百姓をやるために田舎で生活しています。

農業

確実な成長

2月から育苗したナスを定植した。温床もしくは温熱器がないこともあって「ヒョロ苗」になってしまった。ナス専業農家がみたら使えない苗やな!と絶対言われてしまう。バカ苗!じゃないかと。(ダメな苗のことをバカ苗と本当に言う) 一番花がつくまで育苗し…

久しぶりの雨、AIが仕事を奪っても…

2週間ぶりにまとまった雨が降った。畑がカラカラでトラクターかけると砂埃がすごかった。夏野菜を定植してから快晴で暑い日が続いていたのでありがたい。この雨で活着するだろう。雨は偉大だな。灌水しても雨と同じ量をあげることはできない。自然のバランス…

動きたい、動きたくない

好きで農業を始めたわけではなく、自分で食べていくために何かないか探していた過程で運よく就農できた。やってみて身体はキツイし休みという休みはないけど自分で一日をコントロールでき畑で野菜を育て売る行為は向いることがわかった。 ただ、一つ悩んでい…

計画は必ず変わる

昨年末に今年度の作付計画を練った。夏野菜をつくろうと思ったら半年前から準備しないと間に合わない。夏野菜が終わったあとのことも考えておかないと冬野菜ができなくなっちゃう。計画は細かく決めたものもあれば大まかに決めたこともある。大事なのはどち…

批評家が多すぎる

自分の周りには、何かしようとしている人、何かをしている人がいて、成功しているのはごくわずかでほとんど失敗をしている。失敗して心が折れそうになっても糧にして前へ進む人、違うことへ挑戦する人、何もせず嵐が過ぎ去るのを待っている人と失敗への対処…

畑を細々動いて疲れた

関東は雪みたいですね。秩父の映像みたら粉雪じゃなくてガッツリ雪が降り積もっていたので驚いた。農家が心配。育苗中の夏野菜は保温しないといけないし、畑に定植している苗はトンネルしてもダメになるやつがでてくるだろうし。今年も気象の変化に悩まされ…

畑モード

昨日から一気に暖かくなった。朝晩の寒さも弱まり本格的な春を感じられる。畑は冬場に育苗していた苗たちを定植するようになっていると同時に種をまいて育苗もしているので、畑も本格的に動き始めている。 昨年のこの時期は佐伯市に引っ越し新しい生活を始め…

性善説を前提としない

昨年、ハウス栽培された旬のメロンやすいかが盗難にあった事件があった。農業は外で固定された場所でやる仕事だから何がどこにあるのか把握しやすい。最近だと野菜や果樹だけではなく盆栽も盗難にあうようになったようだ。 www.agrinews.co.jp そろそろ農に…

8℃でも生育している

1月、2月と暖冬が続いていた影響で白菜や高菜のとう立ちが例年より1ヶ月早い。白菜はとう立ち菜が史上最高にうまいんで毎日サラダ、みそ汁に入れて食べている。 3月に入ってから朝晩の低温が続いて日中も風が冷たい。予報だと暖冬が続くと言っていたのでハズ…

2019年でもネットより実店舗のほうが安い農業

マルチ、緑肥を買おうと思ってアマゾンと検索してでてきたサイトを調べるとめっちゃ高い。実店舗の倍どころか10倍高かったりする。まったくもって意味不明な状況だ。小泉進次郎が農政部会長のとき、「日本の肥料費は韓国と比べて高い」「仲卸業者が跋扈し…

白菜のとうだち菜

白菜のとうだち菜 安値で推移してほとんど出荷しなかった白菜たちのとうだちが始まった。白菜は出荷できなくても全然問題ない。あらゆるとうだちのなかで白菜は断トツにうまい。ターサイ、小松菜、チンゲンサイ、ビタミン菜、大根…色々なとうだちを食べてき…

なす発芽

2月の厳寒期に温床、育苗器なしで夏野菜のナスが発芽するのかどうか実験的に育苗していた。結論から申し上げると発芽しました!発芽するだろうなと思っていたけど発芽するまでは不安でしたね。毎日朝昼晩様子をみて温度調整をしたかいがあった。暖冬だった…

自殺率が高い農業、それでも農業は悪くない

ジム・ロジャーズ「お金の流れで読む日本と世界の未来 世界的投資家は予見する」を読んだ。アベノミクスは投資家にとっては非常に良い政策だが日本国民の大多数を不幸にする。将来「安倍は日本を壊したと言われる」。南北朝鮮は統一し最も有望な投資国となる…

時代が変化しても百姓は続けられる

野菜市況は記録的に低下している。ほぼすべての野菜で価格が低迷している。しかも数週間ではなく2ヶ月、3ヶ月単位で。市況だから市場の変化に応じて再び上昇するがここまでの安値が続いているのはほとんどないそうだ。 主要野菜のトマトに関しては2年前か…

新規就農は新品より中古でやろう

マルチ、苗、ハウス資材などあらゆる農業資材が高騰している。国は大規模化、6次化を推進しており、既存の農家も乗っかり多額の補助金を受取り様々な援助を受けている。彼れらにとっても資材の高騰は影響しているものの、メーカ直で商売でき大量に仕入れ価格…

なすが発芽するまで、虐待は暴力装置

まずは1週間後 播種して4日経つ。2月の厳寒期に夏野菜を育てるとなると普通に種をまいても芽は出ない。ハウスのなかで温床、もしくは温度調節機械を使って温度管理をしてトンネルをして育てるのが一般的。はじめてなすを育てたときも温床を作ってナスを播…

ナスを温床と育苗器を使わずに発芽させる

野菜本とネットでナスの育苗について調べると発芽に20度~30度必要とされている。2月中旬に播種すると人工的に温度を上げてやる必要がある。そのために温床か育苗器を使って発芽させるよう書かれている。 温床は落ち葉や鶏糞など有機物を混合する際に発…

いつでも形を変えてきたし変えられる

田舎に軸をおいて生活しようと思ったとき、オーガニックや環境、パーマカルチャー、といった言葉を知った。もともと田舎で生まれ育ったけど上記の言葉とは縁のない生活をしていた。僕と同じように田舎で育った人はわかるだろう。オーガニックとかは都会の人…

2019年に第一次産業従事者はどういう形であれ全員仲間だ

6次化、大規模化、栽培と販路の自己開拓…農業を取り巻く環境は少しずつ確実に変わっている。林業、漁業も同じみたいだ。工場制手工業時代と比べて機械化により人手は大幅に不要になってきているとはいえ、一定数の作業員が必要。中国では農産物の栽培から収…

もう2月

何をしても何もしなくても時間は過ぎるな。1週間経つのは遅いけど1ヶ月経つのはあっという間なのはなぜだろう。 2月は28日間しかないから夏野菜の準備に辺り少し急く。「3月になったら堆肥をすき込んで畝を立てて…」と考えるので2月の間にやっておか…

田舎にいても役を受けない方法

農家の跡取り息子は機械、資材、土地、お金と資産が揃っている状態で農業するのがメリット。都市部から田舎に来て農業しようものならこれらすべてをイチから揃えないといけないから並大抵のことじゃ続かない。 伝統的農家は圧倒的な優位性を活かせるので生計…

畑作業

冬場はNO残業デーならぬ、NO労働エブリデーなのですが、1月も終わるということで畑作業を少しずつはじめています。農業は季節とともに自分の暮らし方を変えていくので、農業はじめてからは季節を意識するようになりましたね。 畑作業としては放置していた草…

暖冬によりトウが立つ

1月というのにものすごく暖かい。朝晩はそれなりに冷えて霜が降りるとはいえそこまで寒くない。普段なら水道管が凍結して破裂するので水栓の元を閉めることをするのに。日中はパーカー1枚で過ごせて暖房もこたつもいらない。縁側で日向ぼっこしたらマジで…

資材の高騰

5年前と比べて農業資材は軒並み高騰しています。うーん、頭がいたい。種苗だと毎年少しずつ上がっている。種代が上がるから苗も引っ張られて上がっているのかな。種を買ったらわかるけど、ほとんどの種は外国から輸入しているんだよね。日本古来種でもイタ…

小さい農業しているなら「ターサイ」をつくりましょう

大規模農家、単一野菜をつくっている農家の皆さんは関係ないのであしからず。僕のような面積が1町(1ヘクタール)以下の小さい農業をしている人、家庭菜園をやられている方におすすめです。 葉物野菜というと小松菜かほうれんそうが思いつくと思う。どちら…

農業が忙しくなったら…

冬なのでたっぷり時間がある。夏にむけて農作業やらバイトが忙しくなるので農業意外の好きなことをどんどんやっている。好きなことはまずインターネット。 ツイッターを読み、ブログを書いて、youtubeみてを繰り返している。ツイッターはTLをぼんやり眺めて…

なすを本格的につくってみる

今年はなすを本格的につくってみる。なすが素晴らしいのは水が大好きなこと。夏野菜は梅雨をどう生育されるのかが重要になる。トマトは雨が苦手なので梅雨時期に大量の雨に晒すと病気になって夏が来る前に枯れてしまう。なすは雨に打たれて大きくなる野菜だ…

金<軸

日本の法制度は農地の所有者に絶大な権限を与えている。農業は跡継ぎがやることを前提としており小作人に貸すこと・新規就農者が参入することは想定されていない。現実は全然違っているのに法が古いままなので非農家にツケが回ってくる。地主には1ミリも影…

マンネリ化からの脱却

木々の間からのぞく陽の光が美しい。外に出ると空気が澄んでいるから身が引き締まる。ニュージーランドのLake Tekapoに行ったとき、雪が積もった山々に光が反射して湖畔に映し出されて幻想的だったのを思い出す。 農業をはじめて5年目の年を迎えた。農業は…

今年移動した場所など

2018年は久しぶりに移動しまくった。前半は特に移動した。後半は大分県からほぼ出ずに農業したりバイト行ったりした。 1月・2月・3月 ・マレーシア〜クアラルンプール、イポー、マラッカ ・ミャンマー〜ヤンゴン、バガン ・ベトナム〜ホーチミン、ダ…